2006年09月11日

2006小笠原-10 また来いよ!

あっという間に過ぎてしまった。


最終日も特に予定は入れていなかった。
他の人は前日のドルフィンスイムに興奮し
またある人は最後の2本に思いを込めて
それぞれ半日ツアーに申し込んだ。

飛行機のある他の離島と違って、ここでは
最終日にだって潜ることが出来る。
(通常、搭乗前24時間は潜れない)

ゆうパック等の受付は最終10時であるが
最終日に潜る人に限って、ダイビング後でも
ショップがまとめて荷物を出してくれる。

そういえば、前の日の飲み会でショップの人が
「せっかくだから、早朝ダイビングってどう?」
と、みんなを誘っていた。
早朝5時にダイビング、ありえない。

しかしそこは大学生チーム、当然参加。

さて自分はというと、結局何も参加せず
まったりと近所の山を登ったり、お土産を買いに
街の中をぶらつくことにした。

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朝食後、宿での精算を済ませる。
「今度は、3年も開けずに来てくださいよー」
うん。本当なら来年だって行きたいくらいだ。

せっかくだから、島を一周してみようと思った。
それほど長距離ではないし、船は午後2時に出航。
普通はレンタルバイクで廻るのだけど
何を思ったか自分は、チャリを借りて出発した。

思いっきり甘かった。
まさか10%の勾配が3km続くとは。

三分の一ほど登って、諦めて戻る。
途中の砂浜で、海に浸かる。
冷たさが、心地よい。
宿に戻ってシャワーを浴びる。

精算した後でも、普通の宿では
荷物を置かせてくれたり、
シャワーを貸してくれたりするので便利だ。

ツアーから戻った人たちと合流して
お土産を買いに行き、お昼を食べる。
最後は、小笠原名物の「島寿司」

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鰆をヅケにして、洋辛子を挟んで
シャリに乗せたものだ。
発祥は八丈島らしい。

さて、もう思い残すことはないかな。

午後1時半、宿の主人に桟橋まで送ってくれた。
手続きをして、乗船の順番を待つ。
待合室の外では、小笠原太鼓が鳴り響いていた。

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乗船して席(寝床)に荷物を置いた後、甲板に出る。
見送る人たちが、たくさん駆けつけていた。
蛍の光が終わった時、汽笛が鳴って岸壁を離れた。

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桟橋からも、甲板からも、一斉に
「さようならー」の大合唱。

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ハイビスカスで作ったレイが海に投げられる。
紺碧の海に、鮮やかな紅の花が浮かぶ。

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島の見送りは桟橋だけではない。
むしろ、ここからが本番だ。

隣の桟橋から船が次々に出発し
護送船団というか、コバンザメのように
おがさわら丸に付いていく。

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船だけではない、カヌーだって頑張る。

しかしすぐに脱落して沈すると底に

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なかなかコイキな演出だ。

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総勢15隻以上の船がまだまだ付いてくる。
甲板から離れる人は誰もいない。
お互いに力一杯手を振って声を絞り出す。


自分は、利用したダイビングショップの
船をずーっと見ていた。
スタッフの人はもちろん、つい先日
ダイブマスター講習を終えた大学生の彼もいた。

しばらくすると、キャプテン席から

「また、来いよーっ!」

と声が聞こえてきた。とても大きい声で。
隣にいた女の子が、肩を震わせていた。

やがて、ボートは速度を落とし完全に止めた後
スタッフ全員、ボートからダイブ

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これを見てしまうと、
絶対に、次も行くぞ!
と心に誓ってしまうのだった。

甲板からは「ありがとうー!」と大拍手。


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一隻、また一隻と次々に
速度を落としては海にダイブしていく。
二見港はもちろん、父島が見えなくなっても
名残惜しそうに付いてくる船があった。

そして一番最後は、海を守る
海上保安庁のボートが手を振って見送ってくれた。



帰りの船の中は行きと違って
宿やショップで知り合った人たちと
思い出を語り合ったり、次のダイビング予定
などを話し合ったりして、結構にぎやかだ。

自分以上にリゾートダイバーで
「オレは沖縄と小笠原以外、日本じゃ潜らない」
などという人がいたり。

逆に「オレは今年の冬、流氷ダイブするのさ」
などという人もいたり。
うーん、どちらも個人的には捨てがたい。

一晩たって次の日の昼前、房総半島が見えてきた。
いよいよ旅も終わりに近づいてきた。
午後3時半、竹芝に到着。

「また、いつか小笠原で会おう!」
そう挨拶して、船を下りた。



東京は、すでに秋の気配が漂っていた。
こうして、自分の夏が終わった。
posted by mu at 00:00| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 小笠原 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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